こんにちは、まるクリニックです。
今回のテーマは「関連事業所との連絡手段」について。
こんなお悩みありませんか?
- 連絡は常にFAX
- パソコン・スマホが苦手
- 褥瘡の写真を送りたいけどどうやって・・・
- 急ぎでもないけど電話をする程でもない
在宅の医療介護業界はまだまだ電話とFAXの文化が根強く残っています。
褥瘡の写真を見せるために、カラーコピーで印刷した物をクリニックまで持参されるケアマネージャーさんもいます。
各々スマホでやりとりをしている事業所もありますが、特に共通のツールなどはありません。
今回は「医療介護業界の連絡手段は何がいいのか?」について深掘りしていきます。
連絡ツールを検討されている方へのヒントにもなると幸いです。
まるクリニックもまだまだ検討中です。
【連絡手段は何がいい?】クリニック・訪看・ケアマネ・薬局
まず医療介護業界で使われている連絡ツールはどのような物があるのでしょうか?
今までお付き合いのある事業所から聞いた所によると
- MCS(Medical Care Station)
- Chatwork
- Slack
- LINE
- Discord
- Skype
- Messenger
- Google chat
まだありますが、この辺りのソフトやアプリを使用している医療介護事業所が多いです。
連絡ツールを選ぶ基準
基準は訪看なのか、ケアマネージャーなのか職種によって変わりますが、大前提として
- スマホで操作できる
- 動作がかるい
- 簡単
- コストがかからない
- セキュリティー
このあたりがポイントになると思います。
常に外にいる訪看にとっては、ステーションに戻ってパソコンを起動して…など時間がありませんし、急な対応が求められるシチュエーションも多いのでスマホ完結のツールが好まれます。
ケアマネージャーにとっては、連絡手段にコストを掛けるのはなかなか難しいですが、取り扱う書類などが個人情報を多く含むため、セキュリティーに気を使わないといけません。
訪問診療のクリニックは、情報量も多く取り扱うファイルも重いため、たとえ有料のソフトでも、エラーがなく動作が軽い物が好まれます。
そうなると、医療介護の関連事業所で「同じ連絡ツールを使うのは困難」という状況が生まれます。
さらに、大きな法人で運営している薬局などは、現場単位で決めることが困難な事も。
地域連携とはいえ、現状連絡手段についてはやはり電話とFAXがメインとなっています。
電話とFAXのメリット・デメリット
それではどんな時に不便を感じたりするのでしょうか?
メリット
電話とFAXについては、基本的に「誰でも使える」と言うところで、共通のツールとしての機能は十分です。
また、口頭での説明は、現場の雰囲気も伝わる為やはり情報量としては多いですし早いです。
FAXについても、とりあえず相手の勤務時間なども気にせず送信が出来ますし、紹介状のやりとりも紙媒体で出力出来ますので便利です。
デメリット
電話のデメリットは、専門用語や商品名など、メモが難しい時があります。
例えば薬局からの問い合わせで、数種類の薬剤を言われた際に、間違えがないように対応するのは双方大変な時もあります。
FAXにおいては、褥瘡の写真やレントゲンの画像をFAXで送っても真っ黒になってしまいます。
まとめ
現時点では、事業所毎に使い分けをするという方法で対応している事業所が多いです。
そのエリアの特徴に併せて選択していくのか、あるいは一眼となって連絡ツールについての情報も育てていくのか?
時代と共に変化していきますが、スムーズな連携のためには連絡ツールは検討課題になりそうですね。