高齢者が自分自身で生活が困難になった場合、通常は家族が生活支援をすることになります。
しかし、慢性的な体調不良にあり頻繁な受診が必要であると、自宅での支援が必要な人の介護を何から始めればいいのかわかりません。
40〜50代の方にとっては
- 親が80代
- 子供が小学生〜大学生
このように、子育てと介護がダブルでやってきます。また、仕事も現役で続けている事でしょう。介護についての不安もたくさんあると思います。
そんなとき、家族の「どうしたらいいのか」という問いかけに対応できるのがケアマネージャーです。
ケアマネージャーは、こうした困難な状況に飛び込み、解決策や指導、実地管理を提供する訓練を受けた高齢者ケアの専門家です。
自宅で介護とケアマネージャーの役割
環境の変化・認知の変化で事態が複雑化しているとき、特に家族が遠くに住んでいて、どのような選択肢があるのかガイダンスが必要なとき、ケアマネージャーが中心となり相談にのります。
ケアマネジャーは何をするのか?
ケアマネージャーという言葉自体も初めて聞く方が多いと思います。
ケアマネージャーは、どのように経営したら良いか迷っている企業を安定させるために雇われた、企業コンサルタントのようなものだと考えてください。
この仕事では通常、家族の状況を徹底的に評価し、高齢者のケアを再び軌道に乗せるための計画を立てます。
家族と会うときは、その人の状態とライフスタイルを評価し、利用可能な資源を調べ、その家族に最も適した提案をする仕事です。
ケアマネージャーの役割は
- ケアプランの作成
- プランの実行方法の指導
- サービス(民間の介護サービス、食事サービス、交通機関、デイケア施設など)
これらの提案をします。
また、家族がケアマネジャーに計画の実行と管理を依頼するという長期的な関係もあります。その場合、すべてのサービスを吟味し、手配し、高齢者のすべてのケアを監督しいます。
自宅へ訪問し、在宅介護を管理し、社会活動を支援し、訪問診療の調整をし、必要なフォローアップを行うよう依頼されることもあります。
ケアマネージャーは、訪問診療の診察に同行したり、家族、患者、医療チームの間の連絡役をすることもあります。難しい医療用語を家族に翻訳する知識も持っていますし、医療従事者も信頼の置ける存在です。
医療チームと高齢者を含む全員が、ケアマネージャーの役割とコミュニケーションラインを理解することが重要です。
台東区にお住まいで介護が必要な状態にある方は、まずは近隣の地域包括支援センターにご相談ください。
状況を確認後に、必要に応じてケアマネージャーへ担当を引き継ぎます。